いつの間にかできてしまったシミ。体のどこにできても嫌ですが、特に顔のシミは気になってしまいますよね。シミがあると人に会いたくなかったり、うまく笑えなかったり…。

しかも、シミは普通に生活しているだけでは消すことはできません。なので、何かしらシミを消すための対処が必要になります。

ここでは、シミに効果的なケア方法やシミ対策アイテム。また、シミを上手に隠す方法について徹底解説していきます。

何もしなければシミは残り続けます。鏡を見てため息をつくのはやめて、今日から始められるシミケアで、シミのない肌を実現しましょう。

まずは、シミにおすすめできる代表的なクリームをご紹介します。

おすすめ!シミを消すクリームランキング2019

1位 アンプルール

アンプルール

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シミだけでなく、くすみにも効果的な「アンプルール」

いままで使われてきた美容成分の100倍の効果を持っている「ハイドロキノン」を配合。

もちろん、セラミド コラーゲンも配合しているのでお肌の乾燥にも効果的。

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2位 ビーグレン ホワイトケア

ビーグレン

ハイドロキノン配合の美容クリーム「ビーグレン ホワイトケア」

ビーグレン独自の浸透テクノロジー「キューソーム」によって肌トラブルの元まで届き、シミをオフ。成分が長時間にわたり肌の中でとどまるため、効果が持続します。

ビーグレン公式サイト

3位 ロスミンリペアクリームホワイト

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セットになっている飲み薬の「ロスミンローヤル」は日本で唯一、シミ・小ジワに効く医薬品とされています。

クリームだけでなく、飲み薬も併用することで外側と内側の両方からシミケアをおこない、より短期間でシミ改善が期待できます。

シミケアで迷ったら、まずはこちらのセットから試してみることをおすすめします。

シミができるメカニズムを理解しよう

シミはある年齢になったら出ても仕方のないものと諦めている人も多いかもしれません。しかし、シミは予防することが可能で、もしも万が一お肌に現れてしまったとしても、少しずつ薄くしながら消すこともできるようになっています。

お肌の負担を考えると、できればシミができるのを未然に防ぐようにする方が良いです。そのためには、シミができてしまうメカニズムを理解して毎日のお肌のお手入れを行ってみることが大切です。

シミは、メラニン色素ということがわかっていたり、そのメラニン色素を作り出す原因は紫外線ということも理解している人が多いと思います。そして紫外線対策がとても重要だということもわかっていると思います。

しかし、紫外線の中に最初からメラニン色素があるわけではありません。紫外線を受けたお肌には、チロシンというアミノ酸がチロシナーゼと呼ばれる酵素へと変化することでメラニン色素になってしまいます。

メラニン色素は本来、お肌のターンオーバーが行われるタイミングで古い角質と共に剥がれ落ちるものなのでお肌のターンオーバーが正常に行われている間は、それほど怖いものではありません。

怖いのはお肌のターンオーバーに乱れが生じてしまい、本来古い角質と共に剥がれ落ちるメラニン色素がシミとなってお肌に残ってしまうことです。お肌のターンオーバーの乱れや停滞は、加齢やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどによって起こってしまいます。

お肌のターンオーバーが活発な時期の人のお肌にシミは現れず、年齢を重ねるごとに現れてしまうのは、何らかの理由でお肌のターンオーバーが停滞してしまうことが原因になってしまうのです。

シミは、お肌のターンオーバーをいかに活発な状態を維持させるか。そしてシミへと変化するメラニン色素をいかに作り出さないかの2つのケアを行うことが大切です。そのために必要な成分とは何かを理解しておくと間違いありません。

シミを作らないための正しい洗顔方法

洗顔方法

日々何気なく行っている洗顔ですが、正しい方法で行わないとシミを増やす原因にもなります。ここでは、シミを増やさないための正しい洗顔方法とあわせて、洗顔料の選び方について見ていきたいと思います。

具体的な洗顔方法・手順

では、その洗顔方法を見ていきます。

  1. レンジング剤で優しくメイクを浮き上がらせる。
  2. 蒸しタオルやスチームで、毛穴を開く。
  3. ぬるま湯で洗い流す。
  4. 洗顔料を泡立て、できるだけ密度の濃いもっちりとした泡を作る。(泡立てネットが便利)
  5. 顔を泡で優しく包み込むように洗う。決してこすらないのがポイント。
  6. 顔の中心から外側へ、下から上へ、と意識して小鼻や、首も丁寧に。
  7. ぬるま湯で優しく洗い流す。
  8. タオルで優しく押さえるように拭き取る。

いかがでしたか?一見基本的な洗顔方法に見えますが、やってみると意外とできてない部分があることに気付くのではないでしょうか?こすらない、優しく、がいかに肌にとって大切かが分かります。

朝も洗顔は必要

シミの予防に必要なのは朝晩1日2回の洗顔です。「ぬるま湯洗顔」だけで済ませている、という方。ぜひ、洗顔料を使いましょう。しっかり泡立てた泡で優しく顔を包んであげるだけでも全然違います。寝て起きただけだから、汚れてない、というのはちょっと危険です。

寝ている間に、人は汗をかきます。かいてないと思っていても、コップ一杯分の汗は確実にかいているのです。その汗に雑菌がつき、繁殖します。そして「変性皮脂」という物質に変化します。これを洗顔料を使ってしっかり落としてあげないと、肌のバリア機能が落ちてしまうんですね。

そしてこの時、洗顔後すぐに化粧品を使うのは、本来はあまりおすすめではありません。朝は忙しいし、一分でも早くメイクに取りかかりたいもの…。でも、ここで、すぐに高保湿の化粧品を肌に与えてしまうと、肌は本来持っている力を発揮することができないのです。

肌には「天然保湿因子」というものがあって、肌の水分を保つ役割を持っています。これが働き出す前に、化粧品で保湿してしまうと肌が怠けてしまい、天然保湿因子の働きが弱くなってしまうのです。結果、化粧品の力を借りないと、肌の乾燥を防ぐことができなくなってしまう弱い肌になります。

バリア機能の衰えた肌は、老化の速度も早まります。少しだけ早起きをして、洗顔後数分置いて肌を鍛えてあげる、というのも対策の一つと言えるでしょう。

夜の洗顔方法

正しい洗顔方法でご紹介した洗顔方法で洗顔します。できれば外から帰宅したらすぐに汚れを落としてあげた方が肌への負担が少ないので、帰宅後すぐの入浴がおすすめです。夕食を食べてから入浴されている方は、入浴してから夕食を摂るように生活パターンを変えてみるのも良いかもしれません。

就寝前に再度保湿

そして、ベッドに入る直前にも保湿をもう一度することで、就寝中の肌の乾燥をより防ぐことができます。寒い季節は特に、入念な保湿を心掛けましょう。この時も、肌をパンパンたたいたり、乳液をこすって塗り込んでは逆効果です。あくまでも、優しく、こすらず、がシミ予防につながります。

ダブル洗顔は必要

最近は、「ダブル洗顔はしない方が良い」という話も耳にしますが、やはり、メイクをしているのであれば、ダブル洗顔はした方が良いでしょう。

なぜなら、メイクが肌に残っていると、どんな高級化粧品を使っていても肌に入っていかないからです。” 油 “でできているメイクはクレンジング剤を使わないと、しっかり落とすことはできません。

クレンジング剤は肌を乾燥させ、毛穴が広がる原因になるという人もいますが、メイクを肌に残したままにしていれば、シミになってしまうのです。肌に残ったままのメイクは、酸化し、「活性酸素」を作り出します。活性酸素は老化の原因とも言われている怖い物質。

そして、活性酸素はメラニン色素を増やしてしまうので、シミが増えてしまう、という結果につながります。毛穴にメイクが残っていると、新陳代謝も妨げられ、美肌に大切なターンオーバーのサイクルが狂ってしまいシミ、しわ、たるみ、といった老化を早める原因になります。なので、メイクをしている人にはダブル洗顔は必要です。

クレンジングの選び方

メイク用品は基本的に「油」でできています。油は油でしか落とすことができません。なのでメイクを落とすにはやはり、クレンジングが欠かせません。そして、そのクレンジングにも実にいろんな種類があります。あなたのメイクがどんなメイクなのか、その時の濃度に合わせて選ぶのがコツといえるでしょう。

※クレンジング選びで迷ってしまう方は、いま使っているファンデーションのブランドのクレンジング製品を使用すれば問題ありません。

クレンジングオイル

アイメイクもばっちり、ベースもしっかりリキッドファンデーション!という濃いメイクの時は、オイルクレンジングが一番のおすすめです。乾いた肌に、人肌に温めたオイルを優しくのせて、顔全体になじませましょう。

アイメイクが強めの場合は、事前にアイメイク専用のリムーバーを使い、優しくオフしておくことも大切。メイク残りは目元のくすみにもつながりますから、ていねいにケアしましょう。

クレンジングミルク

こちらは普段使いに便利なクレンジングです。メイクも落せて、潤いも残す、という嬉しい仕上がり。

クレンジングクリーム

肌が乾燥していて皮がむけている、など肌の状態があまり良くない時におすすめなのがクレンジングクリームです。マッサージクリームも兼ねているものなどもありますが、肌にのせてからメイク汚れとなじむまでに、時間がかかる場合もあります。

また、ティッシュオフしないと気持ち悪い、洗い流すのに時間がかかる、という点が苦手という方もいます。

クレンジングジェル

クレンジングジェルは洗浄力があまり強くないため、肌の乾燥が気になる方には向いていますが、メイクをしっかり落とす目的には弱いかもしれません。今日は日焼け止めしか塗っていない、という日に使用すると良いでしょう。

クレンジングの重要性

肌にとって、メイク汚れを残さないことが何より大事。そして、汚れのない肌は、ターンオーバーがスムーズに行われ、角質層が十分に水分で満たされるということ。

そして、シミの原因となるメラニン色素の排出を促してくれる、という健康的なサイクルへと導いてくれるのです。そのサイクルの基盤となるのが、クレンジングなんですね。

どうしてもクレンジングは使いたくない、という人は、水で落ちる水溶性のファンデーションや、オーガニック製品の使用をおすすめします。

洗顔料の選び方

洗顔

では、次に洗顔料はどんなものを選んだらよいのでしょうか。次々新しい商品が出てきますが、自分に合ったものはどれなのか、その選び方のポイントです。

洗顔料はその使用感、香り、泡立ち、など選ぶ際にもっとも気を使うもののひとつです。肌に負担をかけず、ここちよく、潤いも奪わない、そんな洗顔料が理想的ですね。

「界面活性剤」や「香料」が入っている洗顔料を選ばない

洗顔料選びで重要なのがの「成分」です。洗顔料の成分を見てみると、「界面活性剤」や「香料」といった文字が並んでいることがあります。いわゆる、「添加物」と呼ばれるものです。

これらの添加物は、使用感を高める、日持ちをよくさせる、大量生産するため、などの理由で添加されていますが、その成分は、非常に肌に刺激の強いものとなっています。

例えば、合成界面活性剤は食器用洗剤と同じもの、と聞けばその怖さが分かるのではないでしょうか?油分を落とすためにはこの添加物が手っ取り早いというわけです。

洗顔料に含まれる合成界面活性剤も、そのほとんどにたんぱく質を溶かす作用があります。たとえ洗浄力が弱いとしても、肌にはダメージを与えるのです。

弱酸性、アミノ酸系、植物由来、などと書かれているものでも、合成界面活性剤は皮膚の構造を壊すもので、その壊された皮膚構造を補うために保湿成分が入っている、というなんとも矛盾した流れがそこにあります。

ですから、洗顔料を選ぶ際には、この「添加物」に注意することが必要です。シミ対策の洗顔料としては、「美白成分」が入ったものも効果的です。

メラニン色素の生成を抑えたり、メラニン色素を薄くする成分が「美白成分」と呼ばれるもので、代表的なものには《プラセンタ、ビタミンC誘導体、カミツレエキス、大豆イソフラボン》などがあり、厚生労働省に認可されている成分としては《アルブチン、カモミラET、トラネキサム酸》があります。

これら有効成分は、その効果が期待できる反面、肌への刺激も強くなりますので、使用する際は肌の状態を見ながら、用量を守ることが大切です。

泡立てネットは必須

近頃では、もっちりした泡立ちは当たり前、といった風潮ですが、やはり泡立ちは肌の汚れを落とすのには大切な要素なのです。そういった意味では、泡立てネットなどの利用はおすすめできます。

シミを隠すメイクのポイントはこれ!

顔のシミを隠す

シミが少しでも目立たない状態で過ごしたい。それはシミがあれば誰もが思うことではないでしょうか。しかし、シミを隠そうとメイクをしてもなかなか思うようにキレイにシミを消すことができないという人も多いと思います。

メイクで上手くシミを隠すことができない理由は、メイクのポイントを理解していないからかもしれません。そこで、シミを隠すメイクのポイントについて説明していきたいと思います。

やっぱり化粧下地は重要

どんなメイクでもキレイに仕上げる一番のコツは、お肌に合う化粧下地をしっかりと使うということです。とてもシンプルで当然のことのように感じますが、案外、化粧下地の存在を重要視している人は少ないと思います。

特に、シミを消したいと思っているけれど、とりあえずメイクでカバーしておきたいという人は、化粧下地を塗ることを忘れずにしっかり塗るようにしましょう。

化粧下地の本来の役割は、ファンデーションやコンシーラーがお肌にしっかり馴染み密着しやすい状態にすることです。そしてもうひとつ、化粧下地によってお肌に薄い膜を作り、ファンデーション等の化粧品によるダメージを防ぐ効果もあるのです。

シミを消すためのスキンケアを行いながら、メイクによってシミを作らないようにするために必要不可欠です。

カバー力を格段にあげるコンシーラーとファンデーションを使う順番

カバー力を格段にあげるコンシーラーとファンデーションを使う順番は、コンシーラーが最初ではなく、ファンデーションが最初です。ごく一般的なメイク方法であるコンシーラーを使ってシミなどの気になる部分をカバーしてからファンデーションを塗るという方法は、実はカバー力は思ったほどではありません。

まずは、顔全体にファンデーションを薄くしっかり塗った後に、シミの部分にコンシーラーを塗ります。仕上げに、パウダーを使ってお肌に馴染ませるだけでカバー力を格段に上げることができちゃいます。

シミを隠すメイク術を伝授!

シミのカバー力を格段にあげるファンデーションとコンシーラーを使う順番について説明しました。ここからは、さらに具体的にシミを消すためのメイク術について説明していきたいと思います。シミの濃さによっても微妙にメイク術は違うので、細かいですが実践してみてくださいね。

塗り方のコツをまずはつかもう

メイクで厚塗りではなく自然な質感を作り出しつつシミを隠す方法は、ちょっとした塗り方のコツをつかむだけで格段にキレイにシミを隠すことができます。塗り方のコツを順を追って説明していきたいと思います。

①化粧下地の塗り方

化粧下地は、使用する商品の適量とする量を手の甲にまずは出します。額、両頬、あご、鼻の部位に化粧下地を乗せて、顔の中心から外側に向かうように伸ばしていきます。

鼻は、他の部分と比べて少なめに塗るようにしましょう。顔全体にムラのないように塗り終わったら、スポンジを使ってそっと押さえると化粧下地が肌に自然と馴染みます。

②ファンデーションの塗り方

ファンデーションは、クリームタイプかリキッドタイプのものを使用して、化粧下地の塗り方と同じ手順で塗っていきます。顔全体にムラがないようにお肌に馴染むように塗ります。

③コンシーラーの塗り方

ファンデーションがお肌に馴染んだら、コンシーラーを使用しますが、コンシーラーはクリームタイプかリキッドタイプのファンデーションを塗った後に使用するのがベストです。

コンシーラーは直接お肌に塗るのではなく、ブラシで取ったものを手の甲にまずは乗せて量を調節しながら塗っていきます。シミのある部分に大きめにコンシーラーをのせた後、その境目とお肌を指でそっと馴染ませます。

④パウダーファンデーションで仕上げ

コンシーラーをシミに乗せたら、仕上げにパウダータイプのファンデーションを顔全体にのせて終了です。パウダーファンデーションを使用する時は、優しくパフで押さえるイメージで行います。

お肌を擦るようにパウダーファンデーションを使うと、これまでのファンデーション、コンシーラーが落ちてしまうかもしれませんので、そっと優しくを心がけるようにしましょう。

薄いシミの隠し方

ここからはより具体的に薄いシミの隠し方について説明していきたいと思います。薄いシミと言っても広い範囲を隠したい場合と、ポイント的に隠したい場合には、違いがありますので、その違いもしっかり取り入れるようにしてくださいね。

広い範囲の薄いシミを隠す方法

カバー力のあるリキッドファンデーションを、隠したいシミの部分に乗せて伸ばしていきます。その後は、顔全体へ伸ばしていきますが、シミのある部分以外は、スポンジを使って軽く叩くような感じでファンデーションを乗せていくと厚塗りにならず自然なお肌に仕上げることができます。

もっと自然なお肌に仕上げたいという場合は、顔の中心から外側に向けて薄くしていくようにすると自然な仕上がりになります。ひと通り仕上げた後に、まだシミが気になるなと思ったら、気になる部分にファンデーションを乗せて、スポンジを使って軽く叩くようにします。

一度にたくさんの量を塗るのではなく、細かく重ねていくことが、シミをキレイにしっかり隠すことにつながっていきます。薄いシミを隠したいという場合は、コンシーラーよりもリキッドファンデーションの方がキレイに仕上がります。

小さい範囲の薄いシミを隠す方法

小さい範囲の薄いシミを隠す場合は、リキッド系のファンデーションを使用した後に、少し柔らかいタイプのコンシーラーを筆を使ってのせて、のせたコンシーラーの周りをぼかし、パウダーファンデーションを優しく使用して仕上げます。

濃いシミの隠し方

薄いシミの隠し方について説明してきましたがいかがでしたでしょうか。次は、濃いシミの隠し方について説明していきたいと思います。濃いシミは、なんとなくでは隠しきれないどころか、本当に目立って嫌ですよね。濃いシミもポイントさえ押させればしっかり隠すことができます。

広い範囲の濃いシミを隠す方法

広い範囲の濃いシミを隠す方法は、クリームタイプまたはリキッドタイプのファンデーションをシミの気になる部分を中心に乗せた後、顔全体にもキレイに伸ばしていきます。そして、次にコンシーラーを使用します。

コンシーラーは、一気に広い範囲を塗るのではなく、手の甲にまずはコンシーラーを乗せた後、シミの上に少しずつ乗せトントンと叩く感じで馴染ませます。シミが気にならなくなるまで少しずつを心がけて繰り返していきます。

根気のいる作業ですが、それがキレイにそして確実に濃いシミを隠す方法です。仕上げは、パウダータイプのファンデーションを優しく使えばシミの気にならないキレイな素肌の完成です。

小さい範囲の濃いシミを消す方法

小さい範囲の濃いシミを消す方法は、クリームタイプまたはリキッドタイプのファンデーションを使った後に、ペンシルタイプかスティックタイプのコンシーラーでピンポイントにカバーしていきます。

コンシーラーは直接、濃いシミのある部分につけてその周りを指で馴染ませますが、何度か行うとお肌にのらなくなってくることがあります。

そのような時には、フェイスパウダーを使いまた改めてコンシーラーを使用するというのを繰り返し、シミが気にならなくなるところまで行うと、キレイにカバーすることができます。仕上げには、顔全体をフェイスパウダーやパウダーファンデーションを使用して終了です。

シミを隠したいなら、まずはファンデーション選びから

シミを隠したい場合は、しっかりとファンデーションを選ぶことは、使い方以前にとても重要です。ファンデーションはお肌の状態やシミを隠したいなどの用途に合わせて選ぶようにしましょう。

リキッドタイプとクリームタイプどっちがいい?

ファンデーションのカバー力は、リキッドタイプが一番高く、次にクリームタイプ、一番カバー力が低いのは、パウダータイプです。

シミを隠したいという場合は、リキッドタイプがオススメですが、ファンデーションはリキッドタイプとパウダータイプもしくは、クリームタイプとパウダータイプのどちらかのセットで用意するようにしましょう。

自分のお肌に合う色選びは必須

ファンデーションの色選びは、シミを隠したいと思ったら絶対にお肌に合う色を選ぶことが大切です。とは言ってもお肌に合う色ってどの色?と思いますよね。

ファンデーションの色は、首と顔の境目の色を選ぶようにしましょう。それで白浮きするようなことがなくなります。

シミ隠しのコンシーラーを選ぶポイントは?

シミを隠す時に使うコンシーラーにも種類がいくつかあります。どんなコンシーラーがあって、どの種類のコンシーラーを選べば良いのか、選ぶポイントについて紹介していきたいと思います。

どの種類のコンシーラーが良い?!

コンシーラーには、リキッドタイプ、クリームタイプ、スティック・ペンシルタイプの3種類のタイプがあります。どの種類のコンシーラーがシミを消すのに最適なのかを解説します。

リキッドタイプ

リキッドタイプのコンシーラーは、手の甲にまずは乗せてから気になるシミの部分に乗せて使うようにすると、キレイにシミを隠すことができます。リキッドタイプはコンシーラーの中ではカバー力は弱い方です。

クリームタイプ

クリームタイプのコンシーラーは、伸びが良いので薄くて広い範囲のシミを隠すのに使いやすいですが、一見カバー力は弱く感じますが、カバー力は高い方です。

スティック・ペンシルタイプ

スティック・ペンシルタイプのコンシーラーは、カバー力が抜群です。直接、隠したいシミに使うことができるので濃いシミにピンポイントで使いたいという時にとても便利です。

カバー力はもちろん、ファンデーションとのバランスが大事

コンシーラーは、ファンデーションを使った後の補助的な役割で使用するという意識を持って選ぶことで、厚塗りにならずに、キレイにシミを隠すことができるようになります。自分のシミがどの組み合わせだと一番自然にシミを隠すことができるのか、まずは試してみることをオススメします。

ファンデーションよりもトーンを1つ下げる

コンシーラーは、ファンデーションのカラーよりもトーンを1つ下げるというのがセオリーとなっています。これは、最終的にお肌の色にコンシーラーとファンデーションをマッチさせつつ、シミを隠すことができる方法です。

シミを上手に化粧品で隠せない理由はコレ!

シミを上手に化粧で隠すことのできない理由は、

  • コンシーラーでのみシミを隠している
  • 無駄にコンシーラーの重ね塗りをしている
  • コンシーラーの色選びがそもそも適当
  • ファンデーション選びも特に意識せずにその時の気分

以上のように、なんとなくコンシーラーやファンデーション選び、コンシーラーの使い過ぎなどコンシーラー頼みになっているから上手に隠すことができない場合が多いです。

シミを上手に化粧品で隠すためには、コンシーラーとファンデーションの色と種類の組み合わせと、シミに合わせた塗り方を意識することが大切です。

顔シミの種類と原因

顔のシミには種類があります。シミの種類によって対策も変わってきますので、基礎知識として覚えておきましょう。

また、シミの種類によってシミができる原因も異なります。原因を知っておけば、これからシミを増やさずに済む可能性もあります。

では、シミの種類と原因、その対策法を見ていきましょう。

肝斑(かんぱん)

30代から40代に入ると、この肝斑が目立ってくるようになります。なぜ「肝斑」というのかというと、地図のように広がったその形が「肝臓の形に似ているから」。

これがあると一気に老け込んだ印象になり、女性にとっては大きな悩みの種ですよね。目の位置より下の、頬骨のあたりに薄い褐色でやや広範囲に、左右対称にできるのが特徴です。人によっては、額や口周りにできることも。

[原因]

遺伝的な因子にその原因があると言われていますが、妊娠している女性に現れることが多いことから、女性ホルモンが乱れることで誘発・悪化すると考えられています。妊娠の他、経口避妊薬も女性ホルモンに関わるので原因のひとつと言えるでしょう。

エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンは、肌や髪の毛を美しく保つありがたい存在ですが、妊娠中にそのエストロゲンはさらに分泌されます。その結果、色素を作るメラノサイトが活性化し、シミの生成を促進するので「肝斑ができやすい」ということになるのです。

これに加えて、紫外線も肝斑を悪化させます。肝斑は春先に悪化することが多く、冬場の紫外線対策の不十分さが、その結果を招いていると思われます。夏場だけでなく、一年を通しての日焼け止めが大切だという事ですね。

50代後半までこの肝斑はできやすく、閉経すると自然と治ることもあります。そのためか、高齢者にはほとんど見られません。

しかし、肝斑がなかなか自然に消えない、という場合も実はあるのです。それは、「メラノファージ」という存在が関わってきます。メラノファージは白血球の一種です。

体内に入った細菌や死んだ細胞を食べてくれるという役割を持っていますが、このメラノファージがメラニンを食べ、そのまま真皮に留まってしまうためシミとなって見えるんですね。

通常、健康な肌は28日間ほどで新しい細胞に生まれ変わりますが、真皮にはターンオーバーのシステムがないため、細胞が新しくなるまでに約6年もかかってしまうのです。ですから、メラニンを食べたまま肌に残っているメラノファージがどんどん蓄積されてしまい、シミがいつまでも残ってしまうのです。

[対処法]

肝斑を消すには、以下の方法が効果的です。

○ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、フルーツ酸で古い角質をはがし、ターンオーバーを促す方法です。これによって後に使う美白成分の浸透率を高め、色素沈着を早く改善します。

○美白・シミ消しクリーム

美白成分を直接肌に塗布して、色素沈着を改善する方法です。ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、ハイドロキノンなど、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

こうしたものは、高濃度で強力なものもあるため、使用の際はその方法や用量に注意が必要です。

○内服療法

シミ対策の内服液のほとんどのものに、ビタミンCが含まれています。定期的に飲むことでメラニン色素の合成を防ぐ効果があります。また、トランサミンという成分を使用しているものも多いですが、こちらは血栓疾患、動脈硬化、心臓疾患のある方は使用できません。

普段の生活でビタミンCをとるには、果物(レモン・グレープフルーツ・キウイ等)野菜(ピーマン・モロヘイヤ・キャベツ等)の摂取の他、サプリメントなどを取り入れるのも良いでしょう。

【注意点】

肝斑にとって、強くこすったり、マッサージしたりは逆効果です。また、フォトフェイシャルやレーザー治療も肝斑を悪化させる恐れがありますから、注意が必要です。

老人性色素斑

シミの多くがこのタイプになり、日光黒子(にっこうこくし)とも呼ばれることもあります。色は淡い褐色から濃い褐色で、顔だけでなく手や背中、腕などの露出部に多く現れます。サイズは小さなものから、数センチにもなる大きなものまでさまざま。中年以降に増えるのが特徴です。

原因

原因は紫外線です。紫外線でメラノサイトが刺激を受けて、メラニン色素が皮膚に沈着する状態がシミです。人間の肌は、紫外線による肌へのダメージを防ぐために、自らの色を黒くします。

これが「日焼け」という事ですが、肌の加齢などで日焼けが元に戻らず、そのまま紫外線を浴び続けるとメラニンは沈着してしまいシミとなるのです。

長い間太陽の光を浴びて蓄積されていたシミが表面に現れてくるので、その大きさや数は人によります。若いころにどれだけ紫外線を浴びていたか、また、紫外線対策をしっかりしていたか否かによって、大きく変わってくるという事ですね。

[対処法]
美白化粧水

老人性色素斑は、早い段階で対処すれば美白化粧水で薄くなる可能性があります。濃くなってしまったものには、効果は期待できません。ビタミンC誘導体やアルブチン、プラセンタやハイドロキノンがその成分として含まれています。

○イオン導入

こちらは、微弱な電流を使用して、シミの改善に効果的な成分を肌の奥に入れる方法です。

○ケミカルピーリング

フルーツ酸(AHA)で古い角質をはがす方法です。ピーリング剤には乳酸、クエン酸、リンゴ酸などがありますが、グリゴール酸を使用する場合が多いです。

○ビタミンC内服

普段の生活で果物や野菜からビタミンCをとることも大切ですが、内服液を定期的に飲むことで、メラニン色素の合成を抑制することができます。

○フォトフェイシャル

光を顔に当て、シミやくすみを改善できる光治療です。治療後にすぐお化粧できるのが利点ですが、深い真皮層にあるシミは治療できません。

○レーザー治療

濃くなってしまったシミの場合、レーザー治療が効果的でしょう。短い照射時間で肌へのダメージが少なくシミを治療できます。

【注意点】

紫外線を浴びれば浴びるほど、症状は悪化します。また、摩擦による刺激も良くありません。

雀卵斑(じゃくらんはん)

一般的には” そばかす “と言われるものです。鼻の周りから頬にかけて小さな褐色のシミが多くある状態が、雀の卵の殻の模様と似ているためこの名前がつきました。

幼児の頃から現れ、思春期にかけて目立つようになります。遺伝的要素が強いため、常染色体優先遺伝形式、と呼ばれ紫外線によって悪化する場合もあります。

[原因]

原因は遺伝です。難しく言うと、メラノサイト刺激ホルモン受容体である「メラノコルチン-1受容体」を多く持っている、という事なのです。赤毛の欧米人やケルト人の遺伝子を持つ人に多く見受けられ、セルフケアはなかなか難しいものがあります。

子供のころからそばかすがある場合、他の遺伝性光線過敏性疾患などの可能性も考えられます。皮膚がん発生の可能性もありますから、注意が必要です。

そばかすと間違うと危険なのが「色素性乾皮症」です。これは肌の回復能力が遺伝的に欠損している疾患なのですが、特徴としては、若くても乾燥による肌の老化が見られるという事。

色素性乾皮症の場合、小さいころからそばかすのようなシミがあり、重症の場合は10歳くらいで皮膚がんになる可能性があるのです。軽症の場合も、中年以降で皮膚がんになることがあります。

自己判断せず、専門医に診てもらいましょう。

[対処法]

残念ながら、そばかすを消す方法はありません。遺伝的なものなので、紫外線対策をするしかありません。日焼け止めや日傘を意識的に取り入れましょう。

■後天性真皮メラノサイト―シス

額や頬骨、小鼻の脇などに左右対称に出てくるアザの一種で、シミではありません。「両側性太田母斑様色素斑」通称「太田母斑」と呼ばれ、後天性皮膚疾患になります。

色は褐色のものから、真皮の深いところにあるものは青から紫と、さまざま。色素斑が増えてくるので、シミとは違った対処法が必要となります。

[原因]

このアザは、紫外線や化学物質、ウィルスや物理的刺激など様々な刺激で、メラノサイトが活性化されることで現れます。正確な診断は医師による確認が必要となります。

原因は遺伝的な要素が強いと考えられています。20~30代の女性に多く、ホルモンバランスの崩れや加齢、紫外線、過剰なスキンケア、そしてこれは女性には限りませんが、刺青などがその要因として挙げられます。

ターンオーバーがない真皮にできるものなので消えることはありません。刺青はそのシステムを利用したものなんですね。

[対処法]

これは他のシミとは違い、真皮内にメラニンが増加しているので治りにくいのが特徴ですが、1度治療をすると再発はしません。

効果のあるのはレーザー治療です。レーザーは色素にのみ反応して、それを焼き、破壊します。そして細胞が新しく生まれ変わることでアザがきれいになくなる、という仕組みです。真皮の奥まで届くタイプのレーザーで、少なくても3回は治療を受けましょう。

炎症後色素沈着

ニキビ跡、火傷跡などの肌の炎症を起こした後がシミになったものが「炎症後色素沈着」です。

肌の新陳代謝で薄くなるものもありますが、皮膚の炎症が悪化した部分は、そのシミが残ることもあります。虫刺されの後、カミソリによるムダ毛処理のやりすぎ、などがそれにあたります。

炎症後色素はその人の生活や、習慣なども関わってきますので年齢や性別に関係なく、また、顔だけでなく全身に現れる可能性があります。

[原因]

ニキビや湿疹、虫刺されなどの肌トラブルや、火傷などの外傷によるものです。また、医療行為の結果としての色素沈着もあります。レーザー治療やケミカルピーリング後にできるのがそれにあたります。

慢性的に皮膚に刺激が加わることで色素沈着が生じることもあり、その部位としては、肘やヒザ、股の内側、お尻などがあげられます。これらの刺激により、皮膚に炎症が生じ表皮のメラノサイトが活性化し、多くのメラニンがつくられることでシミになってしまうのです。

[対処法]

メラノサイトの活性化は、原因となっている刺激がなくなれば自然に収まるため、炎症後色素沈着は普通は数カ月で消えていきます。特になにも対処をせず様子を見るのも良い方法ですが、肌の新陳代謝が遅ければ、回復までに数年かかってしまう事もあります。気になる方におすすめの治療法はこちらです。

美白剤

ハイドロキノン、トレチノインを塗布することで、肌のターンオーバーを促進し、メラニンの合成を抑制する作用があります。

トラネキサム酸内服

肝斑治療にも使われる内服薬でもあります。即効性のあるものではないので、他の治療法との併用がオススメです。(血栓疾患、動脈硬化、心臓疾患のある方は使用できません。)

レーザートーニング

レーザー治療よりも弱い力での照射になります。体の黒ずみなど、面積のある部分の治療に向いています。

シミに効果のある美容成分

シミ対策を行うにあたりシミに効果的な成分を知っていると、化粧品選びなどに役立ちます。シミに効果的な成分はとても多く、厚生労働省の認可を受けているものと、受けていないものがあります。今回はシミに効果的な成分で代表的なものを紹介していきたいと思います。

厚生労働省の認可を受けているシミに効果のある成分

厚生労働省の認可を受けているシミに効果のある成分は、店頭やインターネット上などで販売する際に「美白」「シミ・そばかすを防ぐ」「メラニンの生成を抑える」という表現をすることを許されていますが、「シミを消すことができる」という断定的な表現をすることはできません。

しかし、厚生労働省がシミに効果があると認めている成分として、安心して使用することができます。では、どんな成分が厚生労働省の認可を受けているのでしょうか。

アルブチン

シミを薄くしたり・消す成分としては刺激が少なく安心して使用することができものとして有名です。また、ドクターズコスメなどに配合されていることの多いアルブチンは、高い美白効果を得ることができる成分として人気があります。

アルブチンには「α-アルブチン」と「β-アルブチン」があります。
「α-アルブチン」は、同じくシミに効果のある成分ハイドロキノンとブドウ糖を結合し転移させたもので江崎グリコが研究・開発しました。この成分はお肌への負担が少なく安心として多くの美白化粧品に利用されています。

一方「「β-アルブチン」は、天然のコケモモやナシなどの植物の葉に含まれているハイドロキノンの配糖体のことをいいます。

ルシノール

化粧品会社として大手の「ポーラ化粧品」が研究・開発して生まれたルシノールは、シミの原因となるメラニンの発生を徹底的に抑え、シミを薄くさせる効果があります。

ルシノールという名称はポーラ化粧品の商標名で、「4-n-ブチルレゾルシノール」というのが厚生労働省の認可を得ている正式名です。

リノール酸

不飽和脂肪酸の種類に属する成分で、べに花油などの植物油から抽出されます。シミの原因となるメラニンを還元させる作用や、チロシナーゼの料を減らす作用がある成分のため、できてしまったシミを薄くする効果があります。

トラネキサム酸

シミの種類の中でも薄くしたり消すのが難しいと言われている肝斑の治療薬に使用される成分です。肝斑以外にも肌荒れにも効果があります。

ニコチン酸アミド

ニコチン酸アミドは、ビタミンB3でも水に溶けやすいためお肌の奥深くへ浸透させることのできる水溶性ビタミンB3です。この成分は、シミの原因となるメラニン色素を表皮細胞へ届けないようにする効果があります。

ビタミンC誘導体

活性酸素を抑えるなどの抗酸化作用があるため、老化現象からのシミを作りにくくさせる作用は抜群です。ビタミンCは、もともとお肌への浸透がしずらく、空気に触れてしまうとすぐに酸化してしまうため取り扱いが難しい成分です。

お肌への浸透をよくさせるために研究開発されたビタミンCがビタミンC誘導体、浸透型ビタミンCなどと呼ばれています。この成分は、お肌に成分を乗せお肌の中に浸透するとビタミンCに変化するという不思議な成分です。

コウジ酸

名前の通り味噌や醤油を作り出す「こうじ菌」から抽出させた成分です。シミの原因となるチロシナーゼを活発にさせない効果があり、さらに皮膚をふわっと柔らかくさせる効果もあるとも言われています。そのためコウジ酸の成分が配合されているものを使用するとお肌の質が格段に上がると言われています。

エラグ酸

いちごやブラックベリーなどの果物や野菜に多く含まれている成分です。エラグ酸には抗酸化作用があり、シミの原因となるチロシナーゼの働きを抑える効果があります。また酸化作用は、お肌の老化予防にも繋がるので若々しいお肌を保つこともできます。

t-シクロアミノ酸誘導体

化粧品メーカー大手の資生堂が研究・開発して生まれた成分で、効果を出すのが難しい肝斑への効果も期待することができる成分です。T-シクロアミノ酸誘導体は、紫外線を浴びてしまったという脳からの司令を抑制させることができます。

そのため、シミの原因を元から取り去ろうとする「情報伝達物質プロスタグランジ」をお肌へ与えることでシミを抑制させることができます。数あるシミを薄くする・消す成分そしてシミを予防する成分とは違ったアプローチでシミを予防することができる成分です。

カモミラET

ハーブで有名なカモミールから抽出された成分です。カモミラETは、花王が研究・開発して生まれた成分で、シミの原因となるメラノサイトを増やさない効果と、紫外線を浴びてしまったという「情報伝達物質エンドセリン」を抑えることができる効果があります。シミにはもちろんニキビや美肌ケアにも最適な成分です。

プラセンタエキス

プラセンタエキスと言えば、美容効果の高い成分として有名です。プラセンタエキスは美肌効果のある成分として知られていますが、シミの元となるチロシナーゼに働きかけシミを作りづらくしたり、できてしまったシミを薄くし、消す効果があります。

プラセンタエキスは、動物の胎盤からその成分を抽出しています。抽出されたプラセンタエキスには、アミノ酸やビタミンなど美肌効果の高い成分がたっぷり含まれています。

マグノリグナン

リノール酸に似ている性質を持つマグノリグナンは、シミを作り出すチロシナーゼの成長を抑える効果があるため、シミを防ぐことができます。

あまり聞いたことがない成分かもしれませんが、マグノリグナンは、化粧品メーカーのカネボウ化粧品が研究・開発した成分です。日焼けなどからくるシミや加齢によるシミ、肝斑など色々なシミを薄くしたり、消すことのできる成分です。

4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)

お肌のターンオーバーを正常化させる効果があるため、できてしまったシミやこれから現れるシミを含む古い角質をターンオーバーのサイクルで停滞させることなく落とすことができるため、少しずつシミを薄くさせる効果があります。この4MSLは資生堂が研究・開発した成分です。

厚生労働省の認可を受けていないシミに効果のある成分

厚生労働省の認可を受けているシミに効果のある成分について紹介してきましたが、厚生労働省の認可を受けていない成分もあります。認可を受けている成分のような表現を行った場合「薬事法違反」になってしまいます。

しかし、日本では厚生労働省の認可を受けていないものの、海外では認知されていてシミに効果のある成分は多くあります。その中でも、特に効果があると人気の成分を紹介していきます。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、美容皮膚科などで処方される薬剤です。シミを消す美白化粧品の成分として2001年以降から配合されるようになりました。もともとは、フィルム写真の現像を行うために使用していた薬剤でした。

ハイドロキノンを使用して写真の現像を行うとその薬剤の作用によって手が白くなることに着目し、シミを消すための研究開発が繰り返されてきたというのがキッカケとなっています。

ハイドロキノンの元となる成分はコーヒーや麦芽などに含まれている天然成分のため体に害があるものではありませんが、効果がとても高いからこその副作用が心配されています。

そのため医師の指導の元で適切に使用するべきものという意識が日本では高い成分です。シミの予防はもちろん、今あるシミを消すことができると言われる成分のひとつです。

L-システイン

アミノ酸のひとつで、L-システイン単体ではなくビタミンCと一緒に使用することで、シミを消すことができると言われています。

また、お肌のターンオーバーを正常化させる効果が高いとも言われているので、シミはターンオーバーのたびに薄くさせ消すことができる成分です。美肌効果以外にも、健康や疲労回復、二日酔いなどにも効果がある成分としても有名です。

油溶性甘草エキス(グラブリジン)

漢方薬の成分から抽出した成分のため、お肌に刺激が少ないという特徴があります。シミを薄くしたり消すことのできる成分の多くはお肌に刺激の強いものが多いのですが、油溶性天草エキスは敏感肌の人にも安心して使用することのできる成分として知られています。

顔のシミに効果的な食べ物・食事(レシピ)

シミを消すためには、化粧品などにこだわることも重要ですが、普段の食生活も同じくらい重要です。ここではどのようなものを、どれだけ食べたらいいのかをご紹介します。

シミを消す効果があるからといって、同じものだけ大量に食べても効果は期待できません。さまざまな栄養素をバランスよく取り入れていくことで、シミになってしまった肌を再生させることができるのです。シミに最良な食事を探していきましょう。

抗酸化作用のある食べ物

抗酸化作用とは、活性酸素によって起こるさまざまなトラブルを、予防する作用のことです。でも酸素は必要なもののはずなのに、どうして活性酸素と呼ばれる酸素がトラブルを起こしてしまうのでしょうか。

吸っている空気に含まれている酸素の多くは、エネルギーとして使われますが、その中の一部が活性酸素になるのです。この活性酸素の量が増え過ぎてしまうと、酸化が進んで細胞にダメージを与えてしまい、シミや肌の老化の原因になってしまいます。

抗酸化作用のある成分を取り入れると、活性酸素の発生を抑えることができるのです。日常よく食べているようなものの中に、抗酸化作用に役立つ成分の入ったものがあります。

○抗酸化作用に必要な栄養素と含まれる食品

ポリフェノール類

カテキン

抗菌作用、脂肪分解に役立ちます ワイン、茶類、リンゴ、ブルーベリー

アントシアニン

肝臓の働きを助け、眼精疲労の改善にも役立ちます。ムラサキイモ、ブルーベリー、カシス、プルーン、ナス、黒豆

タンニン

抗菌作用があり、シミの元メラニンの発生を防ぎます。茶類、赤ワイン、柿、バナナ、胡桃、チョコレート

ルチン

ビタミンCの働きを助け、肌の老化を予防します。ソバ

イソフラボン

抗酸化作用に働き、肌の再生を助けます。大豆を使用したもの(納豆、豆腐、油揚げ、きな粉など)

カロテノイド(天然の色素成分)類

リコピン

抗酸化作用が特別にすぐれているので、肌の老化を防ぎます。トマト、スイカ、グレープフルーツ(レッド)

β-カロテン

体内でビタミンAに変わり、抗酸化作用に働きます。ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜

アスタキサンチン

海産物に含まれるカロテノイドで抗酸化作用があります。サケ、イクラ、エビ

β-クリプトキサンチン

体内に長くとどまり、強力な抗酸化作用を発揮します。温州みかん、柑橘類、とうもろこし

カプサンチン

抗酸化作用があります。赤トウガラシ、赤ピーマン

ビタミン類

ビタミンC

コラーゲンの生成の手助けをする、肌に重要なビタミンです。レモンなどの柑橘類、柿、キウイフルーツ、ブロッコリー、イモ類

ビタミンE

活性酸素から細胞膜を守る働きをします。卵、ウナギ、イワシ、タラコ、植物性油、アーモンド、ピーナッツ

ミネラル

亜鉛

タンパク質が体を作っていくのを助けるものですが、食べ物からしか摂れないので、不足しないように補う必要があります。牡蠣、豚レバー、牛肉(赤身)、ウナギ、シジミ、納豆

シミ対策のおすすめ食品

シミ対策としての抗酸化作用のある食品は、普段、わたしたちがよく口にしているもののなかにたくさんあるというのが、おわかりいただけたでしょうか。それらを無駄なく組み合わせれば、無理なく美肌効果をあげられるでしょう。その中でもとくにおすすめのものがこちらです。

トマト

一番におすすめの食材はトマトです。トマトのリコピンは、生で食べるだけでなく、加熱しても効果にさほど違いはありません。真っ赤に完熟しているもののほうがよく、毎日の食卓にぜひ取り入れたいものです。

温州みかん

β-クリプトキサンチンを豊富に含む、温州みかんの効果が見直されてきています。他の果物では抗酸化作用が長時間は続かないのですが、温州みかんは長時間保たせることができるのです。

大豆製品

イソフラボンを含む大豆製品は、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用をし、美しい髪や肌を育てる役割をしてくれます。シミになった肌のターンオーバーをより早くしていくためにも、毎日、1品は大豆製品を取り入れたいものです。

植物性油

ビタミンEを摂るのに、植物油は最適です。けれど安価なサラダ油でなく、できれば不純物や添加物の少ないものを使用してください。オリーブオイル、ゴマ油、エゴマ油などは、自家製ドレッシングにもぜひ使用したいものです。

お茶類

日本茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒー、ココアなどの飲み物には、タンニンやカテキンなどの抗酸化作用ポリフェノールが含まれています。砂糖をいれて飲むと、糖分の摂りすぎになりますから、できれば無糖で飲むようにしましょう。

シミ対策レシピ1日目

朝食例

焼きトマト、目玉焼き、バナナとリンゴと豆乳のスムージー、ライ麦パンのトースト、紅茶かコーヒー

トマトはリコピン、卵はビタミンE、豆乳でイソフラボンが摂れます。トーストはバターかオリーブオイル、またはブルーベリージャムなどがおすすめです。

昼食例

天ザルソバ(カボチャ、シシトウ、エビ、大葉、マイタケの天ぷら)温州みかん、日本茶

ルチンの含まれたソバは、ビタミンCの働きを助けるので、美白には最適な食べ物です。天ぷらの具材は、加熱にも強い緑黄色野菜が多めのものだといいですね。デザートに冬場なら温州みかんを2個、春から夏にはイチゴ大きめ5粒、夏はスイカ、秋は柿やキウイがいいでしょう。

夕食例

牡蠣フライ(レモン添え)、ヒジキの炒め煮、カブのさっぱり漬け、ご飯、ワカメと豆腐のみそ汁、日本茶

牡蠣は亜鉛を摂るのに最適です。亜鉛は水に成分が溶け出しやすいので、牡蠣鍋などにしてもいいでしょう。フライにはレモンをたっぷり搾りかけていただきます。ヒジキにはニンジン、油揚、大豆を使いましょう。カブの漬け物は、葉の部分も一緒に漬けて、ユズや果実酢でさわやかな酸味をくわえます。

シミ対策レシピ2日目

朝食例

焼きサケ、納豆、ホウレンソウのおひたし、シジミのみそ汁、ヨーグルト、日本茶

サケは抗酸化作用のある海産物です。納豆でイソフラボン、シジミで亜鉛が摂れます。ヨーグルトは腸内フローラを整えるために、最低3日に1度は摂りたい食品です。シミによい成分を摂っても、腸内で吸収されなければ効果がありません。

昼食例

ミートソースのパスタ(牛ひき肉、トマト、タマネギ、マッシュルーム)、温野菜のサラダ(ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、ジャガイモ)、柑橘系果汁のゼリー、紅茶かコーヒー

牛肉はタンパク質だけでなく、亜鉛も豊富に含んでいます。肌の再生には欠かせないものです。トマトは煮ても成分は有効です。サラダはレタスやキュウリなどの冷たいものばかりでなく、温野菜にすると抗酸化作用のあるものをより多く摂れます。果汁のゼリーは、100%のものが、より美白効果があります。

夕食例

手巻き寿司(酢飯、マグロ赤身、サーモン、エビ、玉子焼き、蒸しササミ、イクラ、キュウリ、大葉、ブロッコリースプラウト、レタス、海苔、)、日本茶

手巻き寿司の具材は、さまざまなものが選べます。ダイエットをしているなら、ご飯は少なめにして、ブロッコリースプラウトとさまざまなものを、海苔やレタスで巻いて食べましょう。

貝割れ大根と同じ製法で、ブロッコリーの種から作られるブロッコリースプラウトには、すぐれた抗酸化作用があります。海苔はタウリン、β-カロテンが豊富な食材ですから、できれば毎日でも食べたい食品の1つです。