お酒

お酒が好きで日頃から飲む機会が多いという人の中には、飲酒が原因で顔シミを増やしてしまうのではないかと気になっている人もいるのではないでしょうか。

また、たまにしかお酒を飲むことはないけれど、飲んだ次の日は体調だけじゃなくお肌の調子も悪い気がするという人は、肌荒れや顔シミとの関係が気になってしまいますよね。そこで、お酒はお肌に悪影響を及ぼしてしまうものなのか調べてみることにしました。

お酒は肌に悪影響。飲酒は顔シミの原因になる

お酒を飲むことは、残念ながら直接的ではないものの顔シミの原因へと繋がってしまいます。お酒を飲むと私たちの体の中では、お酒の成分を分解するために体内にある大量の水分、ビタミン、ミネラル等を使用します。

れらの成分は、お肌のターンオーバーにも使用される成分なので、お酒の分解に使用されてしまうと絶対量が不足してしまいます。

お肌のターンオーバーに必要な成分が不足すると、お肌は必要な成分が揃うまでターンオーバーが行われず停滞してしまいます。すると、本来お肌のターンオーバーによってお肌の外へと排出されるはずのメラニンがお肌に停滞し増えていくと、シミとなって現れてしまうのです。

また、美肌を保つ上で必須のビタミンB群は、アルコールに弱いため、お酒を飲む機会の多い人や、飲む量の多い人は、どうしても不足しがちになり、顔シミはもちろん乾燥肌やニキビなど様々な肌トラブルを起こす原因となってしまいます。

お酒は好き。だから顔シミを作らないお酒の種類と飲み方を知ろう

飲酒は、直接的ではないものの顔シミの原因となってしまうことがわかりました。

それでも「お酒が好きだから毎日ではなくても飲みたい!」「お付き合いもあるし全くお酒を飲まないなんてできない。」そんな人も多いと思います。

そこで、お酒を飲んでも顔シミを増やさないお酒の種類や飲み方について解説していきたいと思います。

シミを増やさないお酒の種類は?

顔シミを増やさないお酒は、糖分の少ない甘みのないお酒です。糖分の豊富な甘いお酒を体内で分解するには、大量のビタミンとミネラルが必要となってしまうため顔シミを増やす可能性が高くなってしまいます。

顔シミを増やさないお酒は、活性酸素を押さえ、抗酸化作用のある成分が配合されているお酒です。ごく一般的なお酒の中からオススメのお酒を紹介していきますね。

日本酒

日本酒の原料に含まれているコウジ酸には、シミの元となるメラニン色素を作り出すことを抑制させることができ、なおかつ保湿効果もあると言われています。

また、ポリフェノールの一種フェルラ酸と言われる抗酸化作用のある成分も多く含まれているため、老化防止の効果もあります。日本酒は他のお酒と比べると、体が温まるため、血液循環が良くなるので、お肌に必要な栄養素が届けやすくなります。

赤ワイン

赤ワインには、たくさんのポリフェノールやビタミン、ミネラルが含まれています。そのため、抗酸化作用によってお肌の老化を防ぐことができるので顔シミ予防にも繋がります。

お酒を分解する時に必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、お肌のターンオーバーの邪魔を軽減できます。

ビール

ビールの原材料に使用されるホップには、ポリフェノールの一種であるフラボノイドが配合されているため抗酸化作用があります。抗酸化作用には、お肌の老化や顔シミを予防する効果があります。

また、発酵する際のビール酵母には、必須アミノ酸やビタミンB群なども含まれているので美肌効果がありますが、ビールには利尿作用があるため、水分不足になってしまうのでお肌の乾燥に注意が必要です。

白ワイン

赤ワインほどの成分は配合されていませんが、それでもポリフェノールは含まれ、それ以外にも乳酸などの有機酸が含まれているため、腸内環境を改善してくれる効果があります。便秘予防や肌荒れなどを防ぐ効果があります。

シミを増やさない飲み方は?

顔シミを増やさないための飲酒は、飲むお酒の種類も大切ですが、飲み方にも意識することが大切です。お酒を飲むならシミを増やさない飲み方を是非実践してみましょう。

1日にどのくらい飲んでも大丈夫?

お肌への負担を最小限に抑えることのできる1日のお酒の量は、

  • 日本酒 80ml(0.5合)
  • ワイン 100ml(グラスワイン1杯弱)
  • ビールまたは発泡酒 250ml
  • 焼酎 50ml
  • ウイスキー 30ml(シングル1杯)
  • チュウハイ 180ml

この量は「純アルコール10g」がアルコールを分解する時に体に負担のかからない量として計算されています。どれも中途半端な量なので、お酒が好きな人にとっては物足りないと思いますが、顔シミを増やさないためには、この基本量を覚えておくようにしましょう。

お酒を飲む頻度やタイミングは大切?

お酒を飲む時には、食事を摂りながらゆっくりを基本にしましょう。ゆっくり飲むことでたくさんの量を飲むことも少なくなります。少しでも内臓に負担をかけない飲み方として空腹時の飲酒を避けることも意識するようにしましょう。

この他にも、

  • 週に2日はお酒を飲まない休肝日を設けるようにすること。
  • 睡眠の2時間前には飲み終わるようにすること。

を心がけると体やお肌に負担をかけることが激減し顔シミの予防にも繋がります。

おつまみでビタミンやミネラルを意識して摂ろう

お酒を飲む時には、美味しいおつまみも食べたいものです。おつまみとして選ぶ食材は、ビタミンやミネラルを自然に摂ることのできるものを選ぶようにしましょう。

特に、顔シミを増やさないために必要なビタミンB群は、アルコールに弱いので意識して摂るようにしましょう。

具体的にどんな食材が良いのかというと、

  • 肉類 豚肉、レバー
  • 魚介類 牡蠣、かつお、まぐろ、さんま、しじみ、あさり
  • 野菜類 ほうれん草、しいたけ、トマトなど
  • その他 海藻類、豆類、卵、ナッツ類など

です。

水分を多めに摂る

飲酒をすると体内では、アルコール濃度を薄めようと大量な水分を必要とします。するとお肌に必要な水分まで使われるために急激にお肌が乾燥状態に陥ってしまいます。

お酒を飲んだ次の日にお肌の調子が良くない、肌荒れしてしまうという人は、アルコールの分解のために急激にお肌の水分が失われてしまうために起こっているのです。お酒を飲む時には、水分もいつもより多く摂ることが大切です。

眠る直前の飲酒はNG

寝る前にちょっとお酒を飲むのは、お酒が好きで忙しい毎日を過ごしている人にとっては幸せなひと時ですよね。しかし、眠る直前の飲酒は、お肌の健康には良いことではないのです。

飲酒することで、眠りにはすぐに入ることができても、深く質の良い睡眠を得るのは難しく、眠りが浅くなってしまう可能性の方が高いです。

眠りが浅くなると、成長ホルモンの分泌そのものが少なくなり、お肌のターンオーバーが正常に行われなくなってしまうので、お酒を飲んだら最低でも2時間は起きているようにしましょう。

ついつい飲み過ぎてしまった時、お肌はどんな状態になる?

飲酒によって顔シミを増やさないためにと、お酒の種類や飲む量、飲み方などに気を配っていても、時には飲み過ぎてしまうこともありますよね。顔シミを作りたくないけれど、ついつい飲み過ぎてしまったという時、お肌は一体どのような状態になるのでしょうか。

乾燥肌を引き起こす

お酒を飲むとアルコールを分解させようと体の中では水分とビタミンB群などが必要となります。飲み過ぎてしまうとそれだけ多くの水分とビタミンB群が必要となるため、お肌に水分が行き渡らなくなるという現象が起こってしまいます。

その結果、乾燥肌となり、お肌の老化が進んでしまいます。もちろん、お肌の老化は顔シミを増やしてしまうことにも繋がります。

お肌を酸化させお肌は老化する

お酒をついつい飲み過ぎてしまうと、アルコール成分を分解するために肝臓がフル活動を開始します。肝臓でアルコール成分が分解されると活性酸素が発生してしまいます。

この活性酸素は、健康を害するだけではなくお肌を酸化させ老化を早めてしまいます。お肌の酸化による老化は、シミやシワの原因に繋がってしまいます。

まとめ

お酒は、残念ながら顔シミを増やす可能性を高めてしまいます。また、肌荒れや老化を早める原因のひとつとなってしまいます。だからと言って、お酒が好きな人やお付き合いで全く飲まないというのも難しいですよね。

お酒を飲む機会がある時には、少しでも顔シミができるリスクを少なくするような飲み方を心がけるようにしてみてはどうでしょう。

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