ふと自分の顔にシミを見つけてしまった。そんな経験はある年齢を過ぎると当たり前のように感じてしまいますが、それでも同じ年齢なのにシミのある人、ない人と個人差があるのはなぜだろうと思うことはありませんか?そしてシミが気にならない人のお肌は潤いがあるような気がしてしまいます。
そこで今回は、しっかりと保湿をすればシミを消すことや、予防することができるのかどうか、どのような化粧品を選べば良いのかなど、保湿で顔シミは消すことができるのか。お肌の潤いとシミの関係性について調べてみることにしました。
目次
お肌の乾燥は顔シミを増やす
お肌の乾燥は、顔シミを増やす原因となってしまいます。お肌が水分を失い乾燥した状態になってしまうと、シミができる一番の原因と言われる紫外線の影響を大きく受けてしまいます。
その他にも顔シミの予防となる美容液や保湿効果が得づらくなってしまったり、お肌のターンオーバーが正常に行われなくなるなど様々な影響を与えてしまいます。
顔シミが気にならない年齢の頃は、お肌の水分量が充分で、なおかつお肌のターンオーバーも正常な状態のため、シミの原因となるメラニンをお肌に残すことなく排出させることができるため顔シミができません。
顔シミを作らないためには、まずはお肌の保湿を徹底することが大切です。乾燥肌を防止することで、お肌のターンオーバーは正常に行われ、紫外線などの影響も受けづらくなっていくので顔シミを消すことも可能となり予防に繋がっていきます。
顔シミを増やさないためにできる保湿方法
お肌の保湿と言えば、高級な保湿成分がたっぷり配合されているものを使わなくては保湿できないのではと思われがちですが、決してそんなことはありません。顔シミを増やさないためにできる保湿方法として、今からでも簡単にできる方法を伝授していきたいと思います。
保湿効果のある化粧品類を使う
顔シミを消すためには、お肌は常に潤いのある状態を保つことが重要です。そのためには保湿効果のある化粧品類を使うことが大切です。
お肌への保湿はまず、化粧水をたっぷりと顔に含ませ水分を補給することから始めます。水分を補給した後に、乳液や美容クリームや美容液などで水分を外に逃さないためのケアを行うとお肌の外からの水分補給も完璧です。
お肌の保湿ケアだけでなく、体の中にもたっぷりの水分補給を
お肌に潤いを与える保湿ケアは、お肌に化粧水や美容液をつけることだけではありません。体の中にもたっぷりの水分補給が必要です。いつもキレイでシミやシワなどの年齢を感じさせないお肌をキープしている女優さんの多くは、毎日2リットルもの水を意識して飲んでいると言われています。
体内にたっぷりの水分を維持することで、お肌の奥にある保湿因子というものは常に水分を含んだ状態を維持し、その結果お肌の角質は常に柔らかい状態を維持することができると言われています。
お肌の角質が柔らかい状態を維持すると、美白成分や保湿成分をお肌の上から補うと邪魔するものは何もなくスーッとお肌の奥深くへと浸透するようになります。シミを消すために必要な成分もスムーズにお肌に取り込むことができるようになるため顔シミのケアも効率的に行うことができるようになります。
1日2リットルの水を飲むのは、最初は大変かもしれませんが、実はそれほど多い量でもなく、すぐに飲むことができるようになるので意識して水分補給を行ってみてはどうでしょう。
保湿化粧品の選び方
保湿化粧品を選ぶ場合に重要視したい点は、どんな保湿成分が含まれている化粧品なのかどうかをまずはチェックしてみましょう。そして保湿成分は充分な濃度で配合されているかどうかもチェックすると安心です。
お肌を構成している角質層と真皮の部分では、お肌に潤いを与えている成分には違いがあるので、それぞれどのような保湿成分が必要で補えば良いのかを説明していきたいと思います。
角質層に必要な保湿成分
セラミドや、天然保温因子(NMF)などの保湿成分が必要です。角質層に潤いを与えるのに必要不可欠なものが角質細胞間脂質と言われるもので数多くある種類の中でもセラミドが有名です。
セラミドは、角質層にある水分を挟み込み保持するという特性を持つため、お肌の潤いを維持させる効果があります。天然保温因子(NMF)は、約20種類もの成分で構成されている保湿成分で、保湿化粧品類などに多く配合されている成分です。
真皮の部分に必要な保湿成分
真皮の部分に必要な保湿成分は、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなど美容に関心のない人でも知っている有名な成分です。
真皮の部分に必要な保湿成分は、化粧品としてお肌に補ったとしても真皮層にまで届くのは難しく、角質層に届く程度ではありますが、それでも保湿成分を補うのと補わないのとではお肌の質感に違いがあるので意識して真皮の部分に必要な保湿成分を補うようにしましょう。
保湿のタイミングは洗顔後すぐ
保湿を行うタイミングは、洗顔後できるだけ早くまずは化粧水でたっぷり水分を補給します。この時に使用する化粧水は、たっぷりの量を常に与えることができるものを使用するのがポイントです。
どんなに優れている成分がしっかり配合されていても、1回に使用する量をケチってしまうくらいなら、成分や濃度的には少し劣ったとしてもたっぷりと惜しみなく使用することのできる化粧水を使用した方が、お肌への保水はしっかり行うことができます。
充分すぎるくらいの水分をお肌に与えたら、次に保湿効果の高い成分が配合されている美容液や乳液でお肌の潤いを逃さないようにフタをする感覚でお肌に乗せていきます。この作業を朝晩の2回行うだけでも、保湿効果によって顔シミを改善させることができるようになります。
朝起きてメイクの前のスキンケアと、夜眠る前のスキンケアをしっかり行うようにしてみましょう。
保湿を行う際の注意点
保湿を行う際の注意点は、シミを作らないために使用している美白化粧品や紫外線カットのために使用する日焼け止めを使用すると、美白化粧品や日焼け止めの種類によってはお肌の乾燥を招いてしまうことがある点です。
顔シミを消すためにと美白化粧品を使っていることが、かえってお肌の乾燥を招き、顔シミを消しづらくしてしまうこともあります。
美白化粧品を使用する場合は、お肌に合うものを使うことはもちろんですが、それだけに頼るのではなく、まずは、保水と保湿ケアをしっかりと行うことを意識することが大切です。お肌の潤いがしっかりしているお肌に美白化粧品は高い効果を発揮させることができるのでどちらも大切していくようにしましょう。
まとめ
肌の潤いとしみの関係性は、お肌に潤いをたっぷり持たせることで毎日のスキンケアで使用する美白化粧品類がお肌の奥深くへと浸透しやすくさせる効果があることから、もしも顔シミが現れてしまったとしても、毎日のケアでシミを消すことは充分可能です。
また、お肌に潤いを持たせると、お肌のターンオーバーが正しく行われるのでシミの元となるメラニンをお肌に滞らせることなく排出させることができるので、お肌の保湿を行えば行うほど顔シミも気にならなくなっていきます。
もちろん、化粧品でお肌の保湿を行うだけではなく、体の中も水分をたっぷり補うようにするとさらに効果を期待することができるのでぜひ試してみてはどうでしょう。